Gameless Dread


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Lyrics



(注意)歌詞の内容は、作詞者の意向により突然アップデートされる場合があります。





マルベリー



作詞・作曲:佐藤直哉







マルベリー色の夜
マルベリー色の空
マルベリー色の宇宙
マルベリー色の絵画

まるで昨日落とした
鳴るべき音だった
それで昨日殺した
とびきりを歌い出した

13階へ昇るエレヴェーター
エル・パソの郊外で飲むテキーラ
サソリの隊列 這う しゃれこうべ
そびえ立つカクタス 手の鳴る方へ

ああ いつしか何の 躊躇いもなく 愛することを
もう 手放したまま 誤魔化したまま 許せるように

置き去りの時間を
ギリギリで振り切った
張り切り過ぎたのか
毒蛇の美酒に酔った



マルベリー色のプール
マルベリー色のソーダ
マルベリー色の渦
マルベリー色の雨

あるまじき想いも
踏みにじり飛散した
まずはきちんと装備だ
そして慎重に調理だ

海王星を泳ぐメルルーサ
社交ダンスして絡みあう天馬
最難関ではしゃぐアティテュード
大殺界へ挑むプレリュード

ああ いきなり何も 正解なんて 探さなくていい
もう 僕らのこの手 僕らのこの身 渡さぬように

マルベリー色の朝
マルベリー色の声
マルベリー色の夢
マルベリー色の太陽



マルベリー色を纏い、成るべきものに成れ。
マルベリー色を纏い、成るべきものに成るさ。

マルベリー色… マルベリー色…
マルベリー色… マルベリー色…

マルベリー色… マルベリー色…

​マルベリー色…



(2021年版)



スケープ・ゴートが壊れたら



作詞・作曲:佐藤直哉







スケープ・ゴートが 壊れたら もう 此処には 盾無い

スケープ・ゴートが 壊れたら もう 此処には 盾無い


此処にしか無い 現実の 此処にしか無い 生命体

好個にしがない 名実ともに 殺すしか無い明日を裂きたい


高2の秋あたりから 世界は曖昧だったな

ただ何となく この頼りないバリアから

頭ごなしの否定と 詰り・嘲りだけが

この身を掠めてくのを 眺めてた気がするんだよ


スケープ・ゴートが 壊れたら もう 此処には 盾無い

スケープ・ゴートが 壊れたら もう 此処には 盾無い


虚構にしか無い 現実の 虚構にしか無い 生命体

好個にしがない 芸術点で 孤高死しか無い明日を裂きたい



スケープ・ゴートが 壊れたら もう 此処には 盾無い

スケープ・ゴートが 壊れたら もう 此処には 盾無い


個々にしか無い 現実の 個々にしか無い 生命体

好個にしがない 結実を経て 古今を知らない明日も咲きたい


我を忘れかける程 謂れなき自己のポートレイト

別れ別れに分かれて ひび割れた心と 虚像

また寒い冬が来たね 粉々になる骨身を

二の腕に委ねながら 束ねられたらいいのに


スケープ・ゴートが 壊れたら もう 個々しか 残らない

スケープ・ゴートが 壊れたら もう 誰もが 知らない

スケープ・ゴートが 壊れたら もう 此処では 待てない

スケープ・ゴートが 壊れても また 君に 向かいたい


スケープ・ゴートが 壊れたら… 

(もう 此処には 盾無い)

スケープ・ゴートが 壊れたら、もう…

(もう 此処には 盾無い)

盾 無いんだ


絶てないんだ 絶てないんだ



(2023年版)(※本作の歌詞は仮のものです)



振り子のリート



作詞・作曲:佐藤直哉







チラシの裏のラクガキを

チラシの裏のラクガキを
寝ても覚めても灯していた

誰にもペンを渡さずに

アタマの中のトモダチを

アタマの中のトモダチを

決死の牙で守り抜いた

それでも恋に届かずに


ハミ出た畔から 掬い上げた 色めきのエンジンで

追いかけて行くのさ 血が出るなら 舐め取ればいい


リアルを超えた空想も

輪廻を越える妄想も

この身一つで呑み込めよ

血肉にずっと宿すために


キノコの森の愚かさと

オトコの性のブザマさを

この無の上に据えるのさ

戦い抜いて死ぬために



ジグザグ ジグザグ 目星もつけず

消えた月影を 見失う中

まぶたの銀河に 浮かべた振り子が

言葉のヘチマを 打ち砕く…


訳アリな命は もう誰にも 売り渡しはしないよ

リトマス紙じゃなくて 熱い肩で 君を知りたい


チラシの裏のラクガキを

チラシの裏のラクガキを

さえずる声で伸ばしてくよ

あなたの線に繋ぐために


アタマの中のトモダチと

アタマの中のトモダチと

地獄の際を越えるのさ

あなたの空に沈むために



(2022年版)



ヴァルフント



作詞・作曲:佐藤直哉







彗星 優しげな王様に尻尾を振れぬまま
カラダのバネが錆びついて 軋む石頭

無慾が慾しいなんて慾張り過ぎだろ
誰も傷付かない籠の中で抱かれ堪えてんだ
痛みも知らないで 光も知らないで

砲台を登ろう 教科書通りの空晴れるかな
咆哮をかまそう 気球も逸れる

ぽかぽか 優しげな牧場はもう囲い込みの後で

ぼーっとしてたら弾かれた ならず者の墓

羊と狼を兼ねたような群れ
波間を統べるレヴィアタンのことも忘れた暗い平和
悲惨に暮らそうか 潜んで喰らわそうか



遠吠えしようよ
毒を抜かれた街角蹴って飛び越えろ
野性味気取って 奴らの苦い顔 振り切れ ヴァルフント


無駄吠えしようよ
伸び切ったシャツと大あぐらで戯けてる
あの子の豪快な 噛み癖のように 歌えよ ヴァルフント

運命線は最高温度 小さい掌に浮かべたら
僕は君との自由を焼べる



(2020年版)



ゲシュタルト・グンタイアリ



作詞・作曲:佐藤直哉







ガイステスクランケ・フライエン
立ちが呼んだブゥランジェ
インクの染み絵が喋り出す
切り株 へし折れたキルヒナーの…
​キルヒナーの腕!!

新陳代謝するフリーズ
冷感症の婦人の夢
検閲されてく新聞
犯罪的ならキョセイしなよ

オジカの内なるメスをひん剥いて
オトメを装う急所を突き刺して

屍 暴け グンタイアリ
クラクラ フラフラ グンタイアリ
散らない 要らない 失敗者に
潰れて交わるゲシュタルトに



人情頼みの説法
涙を誘うはフラテルニテ
断罪されても一笑
唾液のマグマはハチミツ味

「おくすりまだ足りないの?」

「我慢しな」「じきに楽しくなる」
「痛み止めが切れそう……」
 でも良い。

 塹壕、クツバミ、ひしゃげた笑み。

ココロの中のキズが膿みだして
カラダの奥まで銃口ねじ込んで

鋼 足掻け グンタイアリ
ユラユラ ルラルラ グンタイアリ
癒えない 消えない 引っ掻いた血
​ネジ落ちてからの表情が好い



コドモはアサのケムリを吸い込んで
​オトナたちのツギハギを引き裂いて

むせる えずく グンタイアリ
可愛い顔した少年兵
白夜 爆薬 鳴いてんじゃねえ!!
身を乗せドクロのカーペットに


屍 暴け グンタイアリ
✕✕✕✕ ✕✕✕✕ グンタイアリ
きたない 満たない 酸っぱい味
流れ落ちる 核融合炉に

剥がれ落ちる また ゲシュタルトに
やがて朽ちる我 グンタイアリ




(2023年)



ウミをみつけた



作詞・作曲:佐藤直哉







ウミをみつけた
流れるための
震えるナイフで
波間を撫でて

僕がもし君の声を聞いても なお
悪夢の続きを 見てるなら
裸足で目を塞いで 踏み倒してみてよ
獣になって見せるから

ウミをみつけた
はみ出るための
三日月を嗅いで
潮は騒ぐ

お説教なんか聞かないで ヤスリがけされた言葉じゃ跳べない
心臓の奥に耳を澄ます オドけた小悪魔を秘める



君がもし僕と腕を組んでも なお
おてんばでいたいと 言えるなら
二人で でかいプディングを貪りに行こう
世界を躱して見せるから

ウミをみつけた
闇にフタをして
蛮カラな朝を
迎えるために

ウミをみつけた
流れるための
這い出た命で
愛するために

“Mandarine, mandarine…
Mandarine, di, da, mandarine…
Mandarine, mandarine…”

浮かぶマンダリン…



(2022年版)



バウンダー・バウンダー



作詞・作曲:佐藤直哉







人形じゃねぇ 無言の奥で
毒の甕(かめ)が満杯だ
悪酔い 落雷 仮面の裏で
赤い血涙が凝固した

伝え合う情報が多すぎて
神経系が悲鳴上げそうさ
Steyr AUGのトリガー引いて
ドーパミン全部ブッ放そう!!

Bounder, bounder 跳ねっ返れ
お行儀よくなんてならないで
Bounder, bounder 3つ数えて
消えないやつだけ持って行こうぜ



綱引きじゃねぇ ボスの顔色
消費期限内○✕ゲーム
神聖視せえ? 毀損すんな?
「信じぬ者みな涜神者 」教!

限りある生命体 消尽して
未曾有の一遍を費消しようぜ
„Pfui über den Egoisten!“ってか?
魔女裁判をブチ壊そう!!

Bounder, bounder 跳ねっ返れ
お行儀よくなんてならないで
Bounder, bounder 10年経って
消えないやつだけ確かめよう



人形じゃねぇ 無言の奥で
毒の甕(かめ)はひび割れた
満点 零点 オストラコンで
悪魔のタマゴを割る栄誉

“正しい慾望”だ? クソ喰らえだ
楽しい陰謀を完遂しようぜ
賢しい善導に耳塞げよ
足りない自由帳 物色しよう!!

Bounder, bounder バネの力で
貝殻の外へよみがえれ
Bounder, bounder 3つ数えて
消えないやつだけ掴まえろ

さあ!!

Bounder, bounder 跳ねっ返れ
お行儀よくなんてならないでくれ
Bounder, bounder 3つ数えて
消えない君だけ連れて行こうぜ



(2023年版)



青い蛾



作詞・作曲:佐藤直哉







一体どこへ行った? 哀しい日
一体どこへ来た? 大森林
踊っている 獣と向き合って
誘っている その宇宙空間へ

変わるといい

ああ 回る目には
ああ 目映いヴィジョン
ああ うねるパレード
ああ ズレて歪んで 割れる前景



一体君は何だ? 宇宙人
一体僕はどうした? 一人きり
花咲け 千本の大きい光線
時めいて もっと自由に歌って

(白昼夢に 舞うフェアリーに 水中でタッチ でも一回転)

​引きずり込んで

ああ 光る青い蛾
ああ 廻るイリュージョン
ああ 溢れるネオン
ああ 俺を乗せて 揺れる鮮明

転がるように こぼれるように 流れるように
光れ青い蛾 停まれ青い蛾
回れ青い蛾 変われ青い蛾
飛び出すように



(2013年版)



地べたの味



作詞・作曲:佐藤直哉







消えるように眠るのはもういい
だから寝床をちょっとマシにする
まっさらな自分が本当に在るなど信じない
けれど 体温だけはこのまま絶やさないで

動き出したものは止められない
それは終わる迄は 刻んでいく

怯えながらズレるのはもういい
俺に判ることが凡てじゃないと思う
わめき ざわめき いつも騙されている
ならば 合い鍵だけは幾らか残しておこう

動き出したものは止められない
それは終わる迄は 息をしてる



救いの雨など 目を擦れば 血の赤だよ
溺れちゃいけない 飲んじゃだめさ 毒になるぜ
他人の手は天国には 連れて行っちゃくれない
だからもう 歩いてゆく この地べたの上 味わう


(手を伸ばさないで 傘を差しておけ
 その地面からは 飛び立たず生きろ
 雨を浴びないで 傘を持ち歩け
 その足を決して 踏み外さないで

 だけど泣かないで それを浴びないで
 ことごとく歩め それを浴びないで
 雨を待たないで 血肉をほぐして
 少し楽しもうぜ これを楽しもうぜ)



(2013年版)